5W1Hのフレームワークを元にアイデアを創造できるideagramなら、 誰もがアイデア発想のやり方を学び、実践できる
コニカミノルタ株式会社 BIC Japan所長 波木井卓様
- 実施内容
- ビジネスイノベーションセンター(BIC Japan)の取組の社内認知・理解を促進するため、キーノート・ideagram受験・ワークショップの構成でプログラムを実施
- 実施期間
- 2018年
- 課題・背景
- ビジネスイノベーションセンター(BIC Japan)の取組を全社的に認知・理解してもらう
- 共感をもとにしたイノベーションが創出されるプロセスへの理解を深める
- デザイン思考をベースに実践でも活かせるアイデア発想法を社員に身につけてもらう
- 実施結果
- キーノート・ideagram受験・ワークショップの構成で、イノベーションが生まれるプロセスについて体系的に理解を深められた
- ワークショップを体験した社員の100%が実施内容に満足、97%が実際の仕事で活かせると回答した
- 参加した多くの社員から、自分の部署でも同様のワークショップを開催したいという声が上がった
今まで誰もが実現し得なかった空想的なアイデアをサービスへと進化させ、人々の生活やビジネスに役立つ新しい事業を創造し続ける専門チームとしてコニカミノルタ(株)が2014年に設立した「Business Innovation Center(BIC)」。現在では世界5拠点に展開する中で、BIC Japanは日本を活動拠点としてイノベーションを起こし新しい価値をお客様に提供されています。今回はコニカミノルタがideagramを導入するに至った経緯から、導入までの困難、成果をお聞きしました。
本来は客観的な指標をもって評価できない「アイデア」を可視化・数値化出来る点が非常にい相性が良いと思った
まず、ideagram導入の背景について教えてください。
最初にideagramを知ったときから、私たちのビジネスとは非常に相性が良いという印象を持ちました。最大の理由は、アイデア価値の定量化とアイデア発想力のスコア化ができるという点にあります。つまり、本来は客観的な指標をもって評価できない「アイデア」を可視化・数値化できるということですが、これはとても画期的なことです。もう一つの目的として、BIC Japanが何をやっているのか、やろうとしているのかを、コニカミノルタの全社員に知ってもらいたいという思いもありました。イノベーションの必要性が叫ばれ新規事業開発が重要だという認識は高まっているものの、今すぐ利益にならない事業に人材や資金などのリソースを割くことが難しいのも事実です。Ideagramを利用することで、他部署の社員にもイノベーションが生まれるプロセスを疑似体験し、新規事業開発の大切さ、難しさを理解してもらえるのではないかと考えました。
BIC Japanの事業とideagramは非常に相性が良い一方、まだ知名度の低いサービスを導入することに障壁はありませんでしたか?
BIC Japan自体が新しいものを創ることに積極的なため、社内でideagramの導入に対する反対や障壁などはありませんでした。むしろ課題だったのは、社内にideagramを説明して理解してもらうこと、そして、ideagramというやや複雑なツールをどのように数時間のワークショップに詰め込むか、ということでした。前者について、社内承認のためのideagram説明を2回実施することで、後者については、ワークショップのやり方を工夫することで解決しました。具体的には、【座学→ideagram受験→ワーク】の3部構成にし、座学と実践と振り返りの流れをつくってアイデア発想法を短時間で習得してもらえるカリキュラムに仕上げました。ここで大事なのは、アイデア評価の結果自体ではなく、参加者の一人ひとりがアイデア発想の方法を実践的に身につけることに、今回のゴール設定をした点です。
実際にワークショップ後のアンケートでは、参加者の100%が「満足のいくものだった」と回答
実際のideagramワークショップはいかがでしたか?
事前の社内告知で、参加者はすぐに定員に達しました。当日はイノベーションについてのキーノート、ideagramに関する説明の後、アイデア創造セッションとアイデア評価セッションをそれぞれ実施。体験したアイデア発想法を元に、より自社に根ざした具体的なソリューションを考えて発表しました。
今回のワークショップの成果を、どのようにお考えですか?
今回参加いただいた多くの現場担当者において、ideagramの受験イメージからアイデア発想法を体得できたと考えています。実際にワークショップ後のアンケートでは、参加者の100%が「満足のいくものだった」、97%が「セミナーで学んだことは実際に活用できると思う」と回答する結果になりました。これは弊社で実施するさまざまなセミナーイベントの中でもかなり高いスコアです。【座学→ideagram受験→ワーク】の流れは、参加者からもわかりやすくバランスが良かったという感想が多かったですね。
今後、ideagramのどのような活用法を検討されていますか?
多くの参加者から、自部署でも同様のワークショップを実施したいとの声がありました。各現場でもう一度同じセミナーをやってほしいとの要望があれば、BIC Japanとしても、より多くのコニカミノルタの社員にideagramを体験していただき、新しいアイデア発掘や新規事業の推進につなげたいと思います。